自律神経症状
薬、シップなどすべて卒業でき、まったく症状が無くなりました。
そして毎晩、ゆっくり寝られるようになりました。
「過去のストレスも今の不調に影響する」 という例
《肩のうずきで寝られない》でお困りだった患者さまからご感想をいただきました。
2年ほど前からの就寝時のうずき(両肩、ひじ、手首)で寝られない。
整形外科では五十肩と診断されたが、長期間、薬やシップをしても治らないので来院されました。
たしかに五十肩はなかなか治りません。1年ほどかかる場合も多いです。(逆に放っておいてもほぼ元のように治る。)
五十肩は肩の動きが制限されたり、一定の角度で痛んだり、寝ててもうずいたりもします。この方もその通りの症状が出ていました。
しかし、うずきが2年も続いている様子、それも両肩。問診時点で、これは五十肩では無いだろうと感じました。
痛みのある場所だけでなく、いろんな方向から原因を探して下さる。
触診してみると、肩はガチガチ。それも首~背中までが異常に硬い。背骨~仙骨(骨盤の骨)のしなりもありません。
うつ伏せで寝てもらって脱力できる状態にもかかわらず、明らかな過緊張状態。
こんな時は、肩に原因があるというよりは、ほかに何かある可能性があります。
それが内臓疾患の場合もあれば、自律神経の不調からくる場合もあります。
幸いこの方は内臓疾患ではなさそうで、問診していると過去のストレスからの過緊張のようでした。
今現在のストレスはもちろん不調に影響しますが、過去のストレスも影響するのか?と思う方もおられると思います。
私の答えは「過去のストレスも今の不調に影響する」です。
ストレスの内容はここでは書きませんが、当時すごく辛い思いをされ続けたようでした。
一時的ではなく数年単位でのストレスで、精神も肉体も過緊張状態であり続けたのです。
これは身体が身体の持ち主(本人)を守るために交感神経が活性化し、常に臨戦態勢で緊張状態にしてくれていたのですが、その必要が無くなった今でも緊張を抜くことができなくなった結果です。
だから治療も力を抜かせてあげること、がメインになります。
脳から「緊張するように」という命令が行き続けているので、それを休ませること。
それを施術で心身を緩める(身体で理解してもらう)こと、そしてご本人にも状態説明する(頭でも理解してもらう)ことで脳からの「緊張命令」を解除することができます。
薬、シップなどすべて卒業でき、まったく症状が無くなりました。そして毎晩、ゆっくり寝られるようになりました。
2年も悩んだ肩の痛み・うずきが、トントン拍子に薄れたので、ご本人さんも狐につままれているようでした。
五十肩と診断され五十肩と思っていたのに、とも仰っていました。
このように心身の緊張からくる不調は、一見分かりづらいですが、いろんな症状で現れる可能性があります。
痛みはもちろん、めまいや睡眠障害などの原因になることがあります。
ずっと治療しているけど治らない、シップや痛み止めを使ってもその時だけ、という場合は別の角度から治療を検討してみるのもいいと思います。
ご感想
以下がいただきましたご感想です。ありがとうございました。
来院される前、どのような症状でお悩みでしたか?
- 2年ほど前からの就寝時のうずき(両肩、ひじ、手首)
- 夜中に痛みで目が覚め、ぐっすり寝られないこと
- 肩を使うことへの恐怖感
- 炎症止め、痛み止め、シップなどを一生使い続けるのかという心配
現在その症状はどう変わりましたか?
- うそのようにまったく無くなりました。
- 薬、シップなどすべて卒業できました。
- 毎晩、ゆっくり寝られるようになりました。
当院と他の医療機関とはどんな点で違いますか?
- 痛みのある場所だけでなく、いろんな方向から原因を探して下さる。
- セルフケアを教えていただける。
ここが良かったな~と感じられた点があれば教えてください。
- 院内が明るくて、清潔感がある。
- フェイスペーパーを置いていただける。
- 院内に心地の良いBGMが流れ、リラックスできる雰囲気である。