脊柱管狭窄症
歩けなくなるという不安がなくなり、旅行にもいけるようになりました。
《脊柱管狭窄症》の症状でお困りだった患者さまからご感想をいただきました。
病院や整形外科などで治療を受けられて、あまり改善が見られない場合もあります。そんなときは治療方法(身体への刺激方法)を変えてみるのも一つの手になります。諦めずにご相談ください。
「痛みの慢性化」につながる不安や恐怖、諦めという感情
ご感想をいただいた患者さまは2年前から徐々に歩行時の痛みが増してきていたようです。
痛みは、体の異常を知らせてくれる信号情報なので決して悪いものではありません。(もちろん嬉しいものではありませんが。)
しかし、痛みがあることで血管が収縮して筋肉も硬くなり、さらに痛み物質を生む「痛みの悪循環」という現象が起こります。
そして痛みは脳で感じているので、その痛み信号を脳で感じ記憶するようになり、これが「痛みの慢性化」になります。
さらに別の角度からも。
痛みが長期間続くと「治らないかもしれない」という不安や恐怖、諦めという悲観的な感情になり、それが「痛みの慢性化」につながることも分かっています。
「笑っていたら病気が治った」「病は気から」ともいいますが、楽観的な感情は自律神経が整い、痛みを和らげることにも繋がります。楽観的であると自然治癒力が高まるということです。
いろいろな方がご来院されますが、確かに楽観的な方ほど治りが早いように感じます。
でも、もちろんそんな方ばかりではないし、誰でも悲観的になることもあります。そんな時でも大丈夫!どうすればいいかは次をご覧ください。
施術と再発予防
どんな施術をした方と言うと…
- まず少しでも早く痛みに変化を出すこと
- 一日の中で良かったところをメモしてもらうこと
この2点です。
《まず少しでも早く痛みに変化を出すこと》
先述したように、「痛みを脳が記憶する」ために、少しでも早く、少しでも楽になってもらうことが、痛みを記憶させないために大切です。
痛くなり始めてから2年経っているので脳での記憶は強いと思いますが、それでも少しでも希望をもてることは「治らないかもしれない」という無意識・意識下での諦めの感情を変えるには有効です。
そのために初めの2週間は週に2回のペースで来ていただき、施術をしながらいろいろな身体の小話、セルフケア指導をしました。
そこから先は週1回、2週に1回…と間隔を開けながら、セルフケアの種類も増やしてご自宅でも頑張られました。
そしてもう一つ効果が良かったと思えたのが《1日の中で良かったところをメモしてもらう》でした。
初めはどうしても、不安や恐怖、諦めで悲観的になられていた部分がありました。(2年間痛かったら誰でもそうなります。)
そこで、痛いところに焦点を当てるところから、少しでも良かったところに焦点を当てるよう、その日の良かったと思える部分をメモしてきてもらいました。
もちろん、あまりいいことがない日もあるので無理せず、でも以前よりも1個でも身体の変化に気付いてもらうことが目的です。
治療期間が進むにつれて、だんだんといい変化(歩ける時間や距離、スピード)を感じられるようになり、少しずつ自信を取り戻されたように思います。
自信=自分を信じる、こと。
いきなりは難しくても、信じられるように一つ一つ因数分解して積み重ねていくと自信につながることを、とても実感させられました。スゴイの一言です。
旅行にも行けるようになったとお喜びでしたが、これからもセルフケアやメモを続けながら、楽しい毎日を送っていかれるといいなと思います。
ご感想
以下がいただきましたご感想です。ありがとうございました。
来院される前、どのような症状でお悩みでしたか?
- 2年ほど前に病院で脊柱管狭窄症と診断。
- 歩くと右のお尻からふくらはぎまでが痛みが強くなり歩けなくなる。
- 近所の整形外科に通っていましたがあまり良くならず、このまま歩けなくなるのではないかと不安を感じていました。
現在その症状はどう変わりましたか?
- だんだんと歩ける距離が伸びていき、歩いた時の痛みも相当よくなりました。
- 日常生活での買い物、散歩も問題なくできるようになり、自信がついてきてからは1泊2日の旅行まで行けるようになりました。
当院と他の医療機関とはどんな点で違いますか?
- 初回の説明が分かりやすく腑に落ちた
- 痛みがある部分だけではなく、体を全体的に治療してくれる
- 経験した事のない治療方法
- セルフケアを丁寧に教えてくれる
最後に、同じ様な症状でお悩みの方にメッセージをお願いします。
- 教えていただいたセルフケアをすると楽になるので、自分でも出来ることはやろうと前向きにもなれました。3カ月経過した今では旅行にも行けるようになりました。いろいろと試してみてうまく治っていない方はこちらを訪ねてみてはいかがでしょうか。