毎日飲んでいた薬をほとんど飲まなくなりました
自律神経の施術を受けられた方からご感想をいただきました。
今回の方は線維筋痛症・リウマチの疑いという診断を受け、薬物療法をしていましたが改善せずお悩みでした。
線維筋痛症とは、3ヶ月以上の長期にわたって、身体のあちこちの広い範囲に痛みが出没し、身体の強いこわばりとともに、激しい疲労感、不眠、頭痛やうつ気分など多彩な症状を伴いますが、病気の原因はまだよくわかっていません。通常、さまざまな検査を行っても、特別な異常がみられません。
リウマチ情報センターより引用
上記にもあるように検査では異常が認められず原因が分からない病気で現在でも研究・議論がおこなわれているようです。
線維筋痛症という診断が合っているのか私が判断すべきことではありませんが、臨床では診断名よりも患者さんの症状の改善が大事だと思っていますので、ひとまず治療開始しました(2021年4月)。
当初の症状は
- 筋肉や腱、関節の痛み
肩関節や肘、股関節、膝など広い範囲で痛みが出る - 毎日の夜間痛、それによる睡眠障害
- 床に座ると一人で立ち上がれない
関節のこわばりにより痛みが出てすぐに動かせない - めまい
などがありましたが、2か月後には症状が半減し、4か月後(8月初め)には多少の痛みはあるものの症状安定したため一旦治療終了(8月末)となりました。
お伝えしていたセルフケアや栄養面のことなどコツコツ継続されていました。よく頑張られましたね。
私のブログを何本か読まれた方は
「4.薬以外にも道具を持つこと」からご覧ください
こんな症状を感じたら要注意。自律神経が原因で出る症状
自律神経の不調でお悩みの方に共通して出てくる症状をまとめてみました。
3つ以上に当てはまると注意が必要です。
- 慢性的に首・肩・背中のコリや痛みがある
- めまい、フワフワする
- 寝つきが悪い
- 途中で目が覚める(それから寝づらい)
- 倦怠感、やる気が起きない
- 朝起きれない
- 立ちくらみ
- 力が抜けない・緊張しやすい
- 音をうるさく感じる
- 視線が気になる
- 上半身(特に顔や頭)の汗が多い
- 生理不順
- 頭痛・頭重感をよく感じる
- 吐き気
- 息が吸いづらい・呼吸が浅い
- 動悸
- のどや胸の圧迫感
- 高血圧や低血圧
- 耳鳴り・耳が詰まる
- 不安に感じることが増えている
- 気分が落ち込む・うつうつとする
- ふと涙がでることがある
- 理由もなく焦りを感じる
いかがでしたか?意外にあてはまるものもあると思います。
一見、別々の症状に思いますが、これらの症状が意味するところは『自律神経系のバランスが崩れている』ということです。
私も数年前に自律神経のバランスを崩した際には半分くらい当てはまっていました。まさにカラダとココロの緊急事態です。
自律神経のバランスが崩れる理由
症状改善のためには、自律神経のバランスを崩す原因を考えていく必要があります。
・精神的ストレス
人間関係やプレッシャーの悩み。人生・健康・介護・生活・お金などの悩み・不安。悩みや不安が持続する場合は自律神経に大きな負担になります。
また、緊張しやすい人、頑張り屋さん、生真面目、責任感が強い、神経質な方も無意識にストレスを溜めやすくなります。
・肉体的ストレス
過労、事故、怪我、さらには音、光、温度など。気象病もその一つで雨や寒さや冷えも自律神経の負担となります。
・生活習慣
睡眠の量(寝不足)や睡眠の質(布団に入る時間、寝具)、また栄養不足が続くことで自律神経の負担となります。
精神的・肉体的なストレスが自律神経に影響することはイメージしやすいですが、意外に栄養不足は盲点となっています。
以上のことは自律神経の治療をするうえで大切なことですが、TVやネットの情報やもうすでに知っていることもあったと思います。でも・・・
- 「分かっているけど出来ない」
- 「理解はできるけどそれを変える気力がない」
- 「情報がありすぎて、何が正しいか分からなくなっている」
体に余裕が無いと、頭や感情の余裕もなくなり、今の状況から抜け出せなく感じることもあります。
そう感じていても大丈夫です。以下を読み進めてください。
自律神経を崩さないために日常で気をつけること
私も数年前に自律神経を崩したこともあり、自律神経の施術が得意になりました。私自身も気をつけていることをご紹介いたします。
肉体面のリフレッシュ
健全な精神は、健全な肉体に宿ります。まずは軽い運動や散歩、深呼吸をすることが良いですが、受診される方にはその元気さえない方もおられます。そんな場合はまず整体を受けに来てください。体が楽になると自然と気持ちも楽になります。私自身もロルフィングという整体で心身ともに助けられました。
精神面のリフレッシュ
肉体が楽になってくると、自然と気持ちも動き始め、心に溜まっていた感情が流れていきます。私はこのことを心の断捨離と言っています。気が付かないうちに執着していたこと、意固地になっていたことが整理でき、手放せるようになります。私自身も無理をしていたことを整理し手放せました。
感情が動くことが大切ですので、整体に限らず、ヘッドスパで癒される、キレイな景色を見て気分を変える、ゆっくりボーっとするでも、ご自身が楽に感じることなら良いです。
生活を整える
睡眠と栄養をしっかりとることは非常に大切です。自律神経に影響する脳や神経、神経伝達物質、ホルモンも含めて身体は食べたもので作られていることを考えると絶対に外せません。
症状改善のためには正しい知識もひとつの武器になります。自律神経の治療を受けていただきながらのカウンセリングタイムも好評です。
薬以外にも道具(選択肢)をもつこと
今回の方とも、治療中に心身に関するいろいろなお話をしました。まずは症状や対策を理解することで不安が安心に変わり、自律神経の緊張状態が和らぎます。
患者さんとのお話の中でよくあるのが薬を飲むことへの抵抗感です。
私は必要に応じて薬を上手に使うべきだと思っています。しんどければ上手に頼り、気持ちや体を少しでも楽にしながら進む方が良いと思います。
しかし選択肢が薬しかなければ、どうしても薬に頼らざるを得ない状況になり、それが「薬に依存するのでは?」と不安になるのも分かります。
私の考えでは、「症状を乗り越えるための道具はたくさんあった方がよいので、薬以外の選択肢も持てるといいですね」とお伝えしています。例えば…
- 当院の自律神経整体
ゆがみを整えることに加え、自律神経の緊張を緩める施術 - 呼吸法
深い呼吸をすることで自律神経は整う。まずは呼吸をしやすくすることからスタート - 栄養についての知識
自然治癒力をフルに働かせるには栄養は必須 - 病気への正しい認識
症状が出る理由を知ることで怖さが減り自律神経が整う - セルフケア
自分でもコントロールできるようになることが本当に大切なこと
これらを上手に組み合わせ、薬に頼りすぎることなく、1歩ずつ前に進むのがよいと思います。
ご感想には「正直、ここまで良くなるとは思ってなかったです」とありました。病院やいろんな治療院などに通っても改善されないと、だんだんと「治したい。でももう治らないのでは・・・」とどこか諦めに近い感情も出てきてしまいますね。
当院でも受診されたすべての方が改善し卒業されていくわけではありませんが、いろんなアプローチ方法を駆使して施術しています。
「この方法がダメなら別の方法を試してみる」。
治療も一辺倒にならないように、しなやかな思考で進めることが大事だと自分自身に言い聞かせています。これは自分自身の病気の経験も生かされているように思います。しなやかさは何をするにもカギになり、しなやかさを発揮できる身体の状態に近づけることで、自然と良い方向に進みやすくなります。
今、心身の不調でお悩みの方、お気軽にご相談くださいね。
ご感想
以下がいただきましたご感想です。ありがとうございました。
来院される前、どのような症状でお悩みでしたか?
- 筋肉・腱の痛み、夜間痛
- 夜間痛のため睡眠がとれない
- 筋肉・腱の痛みで床に座ると一人で立ち上がれない
治療を受けて変化したことはどんなことがありますか?
- 毎日あった夜間痛は月に2~3回に減った。
- 筋肉・腱の痛みもときどき痛む程度まで減り、一人で立ち上がれるようになった。
- 毎日飲んでいた鎮痛剤もほとんど飲まなくて済むようになった。
当院と他の医療機関とはどんな点で違いますか?
- 他の整体院では、その日に痛む部分を改善する治療でしたが、こちらは痛みの原因から探って、良くなるために自分でやることも教えてもらいました。少し時間がかかると言われていたので途中少し悪くなっても不安にはならなかったです。
もし今まだ当院の治療を受けていなかったとしたら、今どんな状況だったでしょう?
- 病院から出された薬を飲み続け、精神的にも辛かったと思います。
現在、当院の治療を受けるか考え中の方にどのようなメッセージを送りますか?
- HPをみて1か月くらい悩みましたが治療してもらって良かったです。正直ここまで良くなるとは思ってなかったです。
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