行動あるのみ!必ず光は見えてくると思います
自律神経の施術をうけられた患者さまからご感想をいただきました。
今回の方は不眠・不安・動悸・憂鬱感に襲われ、日常生活がままならない状態で受診されました。
それまでは大きな不調があったわけではなく、治療開始(2020年1月末)の少し前にショッキングな出来事があり症状を発症。
当初は自律神経の緊張が強かったため、寝られない、食べられない、動悸や不安感、吐き気に襲われることが毎日続いていましたが、7回目(2月中旬)あたりにはかなり軽減され、少しずつ家事もできるようになってきました。
症状が非常に強かったため、通常よりも間隔を開けず通院していただきました。
ご感想にもあるように、お薬を飲むことに抵抗をお持ちでしたが、「薬以外にも道具を持つこと」の重要性をお話して、お薬も服用していただきました。
そして元々、長期間あった症状では無く、
- ショッキングな出来事により一気に悪くなった症状だったこと
- さっぱりとした考え方(性格)
- 治療開始のタイミングが早かったこと
- 施術が合い信頼してくださったこと
なども早く改善した理由だと思います。その後はとんとん拍子に回復し、お仕事もスタートしながら経過を観察。3か月弱(15回目)で完全回復のため卒業していただきました。よく頑張られました。
私のブログを何本か読まれた方は
「4.薬以外にも道具を持つこと」からご覧ください
こんな症状を感じたら要注意。自律神経が原因で出る症状
自律神経の不調でお悩みの方に共通して出てくる症状をまとめてみました。
3つ以上に当てはまると注意が必要です。
- 慢性的に首・肩・背中のコリや痛みがある
- めまい、フワフワする
- 寝つきが悪い
- 途中で目が覚める(それから寝づらい)
- 倦怠感、やる気が起きない
- 朝起きれない
- 立ちくらみ
- 力が抜けない・緊張しやすい
- 音をうるさく感じる
- 視線が気になる
- 上半身(特に顔や頭)の汗が多い
- 生理不順
- 頭痛・頭重感をよく感じる
- 吐き気
- 息が吸いづらい・呼吸が浅い
- 動悸
- のどや胸の圧迫感
- 高血圧や低血圧
- 耳鳴り・耳が詰まる
- 不安に感じることが増えている
- 気分が落ち込む・うつうつとする
- ふと涙がでることがある
- 理由もなく焦りを感じる
いかがでしたか?意外にあてはまるものもあると思います。
一見、別々の症状に思いますが、これらの症状が意味するところは『自律神経系のバランスが崩れている』ということです。
私も数年前に自律神経のバランスを崩した際には半分くらい当てはまっていました。まさにカラダとココロの緊急事態です。
自律神経のバランスが崩れる理由
症状改善のためには、自律神経のバランスを崩す原因を考えていく必要があります。
・精神的ストレス
人間関係やプレッシャーの悩み。人生・健康・介護・生活・お金などの悩み・不安。悩みや不安が持続する場合は自律神経に大きな負担になります。
また、緊張しやすい人、頑張り屋さん、生真面目、責任感が強い、神経質な方も無意識にストレスを溜めやすくなります。
・肉体的ストレス
過労、事故、怪我、さらには音、光、温度など。気象病もその一つで雨や寒さや冷えも自律神経の負担となります。
・生活習慣
睡眠の量(寝不足)や睡眠の質(布団に入る時間、寝具)、また栄養不足が続くことで自律神経の負担となります。
精神的・肉体的なストレスが自律神経に影響することはイメージしやすいですが、意外に栄養不足は盲点となっています。
以上のことは自律神経の治療をするうえで大切なことですが、TVやネットの情報やもうすでに知っていることもあったと思います。でも・・・
- 「分かっているけど出来ない」
- 「理解はできるけどそれを変える気力がない」
- 「情報がありすぎて、何が正しいか分からなくなっている」
体に余裕が無いと、頭や感情の余裕もなくなり、今の状況から抜け出せなく感じることもあります。
そう感じていても大丈夫です。以下を読み進めてください。
自律神経を崩さないために日常で気をつけること
私も数年前に自律神経を崩したこともあり、自律神経の施術が得意になりました。私自身も気をつけていることをご紹介いたします。
肉体面のリフレッシュ
健全な精神は、健全な肉体に宿ります。まずは軽い運動や散歩、深呼吸をすることが良いですが、受診される方にはその元気さえない方もおられます。そんな場合はまず整体を受けに来てください。体が楽になると自然と気持ちも楽になります。私自身もロルフィングという整体で心身ともに助けられました。
精神面のリフレッシュ
肉体が楽になってくると、自然と気持ちも動き始め、心に溜まっていた感情が流れていきます。私はこのことを心の断捨離と言っています。気が付かないうちに執着していたこと、意固地になっていたことが整理でき、手放せるようになります。私自身も無理をしていたことを整理し手放せました。
感情が動くことが大切ですので、整体に限らず、ヘッドスパで癒される、キレイな景色を見て気分を変える、ゆっくりボーっとするでも、ご自身が楽に感じることなら良いです。
生活を整える
睡眠と栄養をしっかりとることは非常に大切です。自律神経に影響する脳や神経、神経伝達物質、ホルモンも含めて身体は食べたもので作られていることを考えると絶対に外せません。
症状改善のためには正しい知識もひとつの武器になります。自律神経の治療を受けていただきながらのカウンセリングタイムも好評です。
薬以外にも道具(選択肢)をもつこと
今回の方とも、治療中に心身に関するいろいろなお話をしました。まずは症状や対策を理解することで不安が安心に変わり、自律神経の緊張状態が和らぎます。
患者さんとのお話の中でよくあるのが薬を飲むことへの抵抗感です。
私は必要に応じて薬を上手に使うべきだと思っています。しんどければ上手に頼り、気持ちや体を少しでも楽にしながら進む方が良いと思います。
しかし選択肢が薬しかなければ、どうしても薬に頼らざるを得ない状況になり、それが「薬に依存するのでは?」と不安になるのも分かります。
私の考えでは、「症状を乗り越えるための道具はたくさんあった方がよいので、薬以外の選択肢も持てるといいですね」とお伝えしています。例えば…
- 当院の自律神経整体
- 呼吸法
深い呼吸をすることで自律神経は整う。まずは呼吸をしやすくすることからスタート - 栄養についての知識
自然治癒力をフルに働かせるには栄養は必須 - 病気への正しい認識
症状が出る理由を知ることで怖さが減り自律神経が整う - セルフケア
自分でもコントロールできるようになることが本当に大切なこと
これらを上手に組み合わせ、薬も上手に使いながら、1歩ずつ前に進むのがよいと思います。
ここには注意
先述の「病気への正しい知識」は大切ですが、ここには注意してください。
「ネットでいろいろ検索して余計な心配を想像していたように思います。」(ご感想より)
ネットはいろいろな情報が乗っていて便利です。しかし心身の状態が悪いときは、自然と悪い情報に目が行きがちです。
- ○○だったらどうしよう
- 「あ、私もこれかも…」
- 「え?こんなことにもなるの?」
皆さんもこんな経験があると思います。これをすると脳に不安を記憶させているだけで、症状の改善に繋がるどころか悪化させますのでご注意ください。
病気を正しく知るためには、躊躇せず早い段階で専門機関を受診されることをオススメします。
ご感想
以下がいただきましたご感想です。ありがとうございました。
来院される前、どのような症状でお悩みでしたか?
- 不眠・食欲不振・吐き気・動悸でまったく日常生活が送れなかった。
- 2週間で体重が5kg減り、精神的・体力的に日々弱っていき、まともに日常生活を送ることができず、ずっと横になっていました。吐き気・動悸がいつ襲ってくるか?と不安な日々を送っていた。
治療を受けて変化したことはどんなことがありますか?
- どの症状もまったくなくなり、体重も元に戻りました。
- ここまで来るのに少し薬の力を借りましたが、吉村先生も「必要なときには薬を使ってくださいね」と言って下さり、薬に抵抗があった私でしたが安心して飲むことができました。
当院と他の医療機関とはどんな点で違いますか?
- 症状がひどかった時でも、吉村先生の所に来させていただいたら、気持ちが落ちつき帰宅することができました。安心感を与えていただき、先生の所に来られる日を目標に生活していたように思います。
- それに「治りますか?」と先生によく聞いていましたが、吉村先生は「大丈夫ですよ」と笑顔で答えてくださり、それも安心できました。
もし今まだ当院の治療を受けていなかったとしたら、今どんな状況だったでしょう?
- どうなっていたか?想像できないです。おそらく不安な日々を送っていたと思います。ネットでいろいろ検索して余計な心配を想像していたように思います。
現在、当院の治療を受けるか考え中の方にどのようなメッセージを送りますか?
- 行動あるのみ!だと思います。とりあえず先生に診てもらうと良いと思います。1回2回ではあまり変化はないかもしれませんが、続けていたら必ず光が見えてくると思いますよ。