信じて続ければきっと良い方向に向かいます。
自律神経失調の施術をうけられた患者さまからご感想をいただきました。
今回の方は、毎朝の立ちくらみや吐き気、PMSや気持ちの浮き沈み(涙が出る)などでお悩みということで治療スタート。(2021年3月)
この症状は数年前から続いているとのこと。お話を伺っていると、実はその前にショックなこと・お仕事での過労など心身が緊張状態にあり、それが解けなくなり交感神経優位が続いていることが原因ではないかと思われました。
当初は寝不足や生理前は特に強く症状が出ていましたが、現在(2021年7月)では症状が強く現れることも無くなったため、次回で卒業(施術終了)することになりました。
セルフケアや自律神経を整える呼吸法も、毎日の習慣になるほど本当に丁寧にされていました。仕事もご家庭もある中でよく努力されましたね。
私のブログを何本か読まれた方は
「4.薬以外にも道具を持つこと」からご覧ください
こんな症状を感じたら要注意。自律神経が原因で出る症状
自律神経の不調でお悩みの方に共通して出てくる症状をまとめてみました。
3つ以上に当てはまると注意が必要です。
- 慢性的に首・肩・背中のコリや痛みがある
- めまい、フワフワする
- 寝つきが悪い
- 途中で目が覚める(それから寝づらい)
- 倦怠感、やる気が起きない
- 朝起きれない
- 立ちくらみ
- 力が抜けない・緊張しやすい
- 音をうるさく感じる
- 視線が気になる
- 上半身(特に顔や頭)の汗が多い
- 生理不順
- 頭痛・頭重感をよく感じる
- 吐き気
- 息が吸いづらい・呼吸が浅い
- 動悸
- のどや胸の圧迫感
- 高血圧や低血圧
- 耳鳴り・耳が詰まる
- 不安に感じることが増えている
- 気分が落ち込む・うつうつとする
- ふと涙がでることがある
- 理由もなく焦りを感じる
いかがでしたか?意外にあてはまるものもあると思います。
一見、別々の症状に思いますが、これらの症状が意味するところは『自律神経系のバランスが崩れている』ということです。
私も数年前に自律神経のバランスを崩した際には半分くらい当てはまっていました。まさにカラダとココロの緊急事態です。
自律神経のバランスが崩れる理由
症状改善のためには、自律神経のバランスを崩す原因を考えていく必要があります。
・精神的ストレス
人間関係やプレッシャーの悩み。人生・健康・介護・生活・お金などの悩み・不安。悩みや不安が持続する場合は自律神経に大きな負担になります。
また、緊張しやすい人、頑張り屋さん、生真面目、責任感が強い、神経質な方も無意識にストレスを溜めやすくなります。
・肉体的ストレス
過労、事故、怪我、さらには音、光、温度など。気象病もその一つで雨や寒さや冷えも自律神経の負担となります。
・生活習慣
睡眠の量(寝不足)や睡眠の質(布団に入る時間、寝具)、また栄養不足が続くことで自律神経の負担となります。
精神的・肉体的なストレスが自律神経に影響することはイメージしやすいですが、意外に栄養不足は盲点となっています。
以上のことは自律神経の治療をするうえで大切なことですが、TVやネットの情報やもうすでに知っていることもあったと思います。でも・・・
- 「分かっているけど出来ない」
- 「理解はできるけどそれを変える気力がない」
- 「情報がありすぎて、何が正しいか分からなくなっている」
体に余裕が無いと、頭や感情の余裕もなくなり、今の状況から抜け出せなく感じることもあります。
そう感じていても大丈夫です。以下を読み進めてください。
自律神経を崩さないために日常で気をつけること
私も数年前に自律神経を崩したこともあり、自律神経の施術が得意になりました。私自身も気をつけていることをご紹介いたします。
肉体面のリフレッシュ
健全な精神は、健全な肉体に宿ります。まずは軽い運動や散歩、深呼吸をすることが良いですが、受診される方にはその元気さえない方もおられます。そんな場合はまず整体を受けに来てください。体が楽になると自然と気持ちも楽になります。私自身もロルフィングという整体で心身ともに助けられました。
精神面のリフレッシュ
肉体が楽になってくると、自然と気持ちも動き始め、心に溜まっていた感情が流れていきます。私はこのことを心の断捨離と言っています。気が付かないうちに執着していたこと、意固地になっていたことが整理でき、手放せるようになります。私自身も無理をしていたことを整理し手放せました。
感情が動くことが大切ですので、整体に限らず、ヘッドスパで癒される、キレイな景色を見て気分を変える、ゆっくりボーっとするでも、ご自身が楽に感じることなら良いです。
生活を整える
睡眠と栄養をしっかりとることは非常に大切です。自律神経に影響する脳や神経、神経伝達物質、ホルモンも含めて身体は食べたもので作られていることを考えると絶対に外せません。
症状改善のためには正しい知識もひとつの武器になります。自律神経の治療を受けていただきながらのカウンセリングタイムも好評です。
薬以外にも道具(選択肢)をもつこと
今回の方とも、治療中に心身に関するいろいろなお話をしました。まずは症状や対策を理解することで不安が安心に変わり、自律神経の緊張状態が和らぎます。
患者さんとのお話の中でよくあるのが薬を飲むことへの抵抗感です。
私は必要に応じて薬を上手に使うべきだと思っています。しんどければ上手に頼り、気持ちや体を少しでも楽にしながら進む方が良いと思います。
しかし選択肢が薬しかなければ、どうしても薬に頼らざるを得ない状況になり、それが「薬に依存するのでは?」と不安になるのも分かります。
私の考えでは、「症状を乗り越えるための道具はたくさんあった方がよいので、薬以外の選択肢も持てるといいですね」とお伝えしています。例えば…
- 当院の自律神経整体
- 呼吸法
深い呼吸をすることで自律神経は整う。まずは呼吸をしやすくすることからスタート - 栄養についての知識
自然治癒力をフルに働かせるには栄養は必須 - 病気への正しい認識
症状が出る理由を知ることで怖さが減り自律神経が整う - セルフケア
自分でもコントロールできるようになることが本当に大切なこと
これらを上手に組み合わせ、薬に頼りすぎることなく、1歩ずつ前に進むのがよいと思います。
ご感想
以下がいただきましたご感想です。ありがとうございました。
来院される前、どのような症状でお悩みでしたか?
- 時々くる激しい吐き気、朝の吐き気
- 通勤前に動けなくなったり、夜寝ていたら吐き気で目が覚め、約1時間の吐き続けたりして、体力が消耗しました
治療を受けて変化したことはどんなことがありますか?
- 時々くる吐き気は無くなり、朝の吐き気はほぼ感じなくなりました。
- 頻尿やPMS、気分の浮き沈みも軽くなり、以前ほど辛く感じることが無くなりました。
当院と他の医療機関とはどんな点で違いますか?
- 毎回の治療で何に効き、どういう目的で行っているかをお話してくれるので安心感がありました。説明もとても分かりやすく、不安なこともすぐ聞けるので安心して続けられました。
もし今まだ当院の治療を受けていなかったとしたら、今どんな状況だったでしょう?
- 何が悪いか気付けず、明確な原因が分からない吐き気にずっと悩まされていると思います。
現在、当院の治療を受けるか考え中の方にどのようなメッセージを送りますか?
- 自分の体は死ぬまで付き合うものなので、少しでも悩んでいたら自分のために1歩踏み出して相談してみることが必要だと思います。治療が始まり、不調が改善してくると「あの時行ってよかった!」と絶対に思えるはずです。信じて続ければきっと良い方向に向かいます。