話しやすく相談しやすかった
自律神経の施術を受けられた方からご感想をいただきました。
振り返れば、体調が悪かったり、気持ちが落ち込んだりしたのは今に始まったわけではなく、何年も前からありました。体調がすぐれない方は、すぐに受診してみてはと思います。
ご感想より
まずは心身ともに元気になられて本当に良かったです。(約5か月14回目で卒業)
ご感想にもありましたが、不調は急に始まったかのように思っても、実はその前から少しずつ蓄積された心身の疲れがピークにきた時に発症します。
心身の疲れの一例です。
- 肉体的なストレス
疲れ、生活環境(食生活、睡眠不足、昼夜逆転)、ケガ、天候、冷え - 精神的なストレス
悩み事、心配事、介護、環境の変化(職場、家庭) - ホルモンバランス
更年期や生理前、産後など - 性格
我慢強い、緊張しやすい、物事の認識の仕方
生きていれば、いろんなことがあるので気付かないうちに心身に負担がかかっていることがあります。この方の場合はケガがきっかけになって発症しましたが、それ以前からの肉体的・精神的ストレスがあったと思います。
上記のなかでも分かりやすいのは、疲れや夜勤、悩み事、心配事です。これらは自律神経に大きな負担をかけることになり、当院に受診される方の多くに当てはまってきます。
次に環境の変化も見過ごせません。例えば、就職や職場や上司が変わる、家族が増えたり(同居)、離別などです。些細なことのように思っていてもかなり負担がかかっています。
そして性格。頑張り屋さんや緊張しやすい方は常に負荷がかかっている状態です。いつでも低出力モードが続いているようなものです。それ自体が「自分自身」なので気付かない方もおられます。また物事の認識の仕方は楽観的タイプか悲観的タイプかです。
ここで大事なのが、無理に性格を変えようとしなくてよい、そして物事の認識の仕方は練習で変えらる、ということです。
具体的には認知行動療法を使います。
認知行動療法とは 現在生じている問題を具体的にし、考え方や行動などの変えやすい部分から少しずつ変えていくことで、問題の解決をめざす心理療法です。
文章だけ見ると、少し難しく感じるかもしれません。でも大丈夫。施術中にお話を伺いながら、その方の課題を浮き彫りにして、認識を変える練習をしていきます。
例えば…
- 背中の痛みはマシだったけど、動悸がしんどかった。
- 動悸はしんどかったけど、背中の痛みはマシだった。
これは前後の文章を入れ替えただけですが、受ける印象がかなり変わりませんか?
このように最後を肯定文で終わらせるだけで、マイナスからプラスに置き換わっていきます。
これを生活の中に取り込んでいきます。今日の体調や出来事を手帳やスマホメモにしてもらいます。何度もやっていくうちにご自身の変化にだんだんと気付いていかれます。ポイントは「最後を肯定文で終わらせる」です。
私たちは感情の生き物です。その時々の心の移ろいで、楽になることも逆に落ち込むこともあります。プラスの捉え方が少しずつできるようになることで、心身の疲れの度合いも変わっていきます。
自律神経の治療で心身がリラックス状態になると気持ちもプラスに変わりやすくなります。そして上記に気を付けながら生活していくことで、多くの方が元気になって卒業されていきます。
私のブログを何本か読まれた方は
「4.薬以外にも道具を持つこと」からご覧ください
こんな症状を感じたら要注意。自律神経が原因で出る症状
自律神経の不調でお悩みの方に共通して出てくる症状をまとめてみました。
3つ以上に当てはまると注意が必要です。
- 慢性的に首・肩・背中のコリや痛みがある
- めまい、フワフワする
- 寝つきが悪い
- 途中で目が覚める(それから寝づらい)
- 倦怠感、やる気が起きない
- 朝起きれない
- 立ちくらみ
- 力が抜けない・緊張しやすい
- 音をうるさく感じる
- 視線が気になる
- 上半身(特に顔や頭)の汗が多い
- 生理不順
- 頭痛・頭重感をよく感じる
- 吐き気
- 息が吸いづらい・呼吸が浅い
- 動悸
- のどや胸の圧迫感
- 高血圧や低血圧
- 耳鳴り・耳が詰まる
- 不安に感じることが増えている
- 気分が落ち込む・うつうつとする
- ふと涙がでることがある
- 理由もなく焦りを感じる
いかがでしたか?意外にあてはまるものもあると思います。
一見、別々の症状に思いますが、これらの症状が意味するところは『自律神経系のバランスが崩れている』ということです。
私も数年前に自律神経のバランスを崩した際には半分くらい当てはまっていました。まさにカラダとココロの緊急事態です。
自律神経のバランスが崩れる理由
症状改善のためには、自律神経のバランスを崩す原因を考えていく必要があります。
・精神的ストレス
人間関係やプレッシャーの悩み。人生・健康・介護・育児・生活・お金などの悩み・不安。悩みや不安が持続する場合は自律神経に大きな負担になります。
また、緊張しやすい人、頑張り屋さん、生真面目、責任感が強い、神経質な方も無意識にストレスを溜めやすくなります。
・肉体的ストレス
過労、事故、怪我、さらには音、光、温度など。気象病もその一つで雨や寒さや冷えも自律神経の負担となります。
・生活習慣
運動不足はもちろん、睡眠の量(寝不足)や睡眠の質(布団に入る時間、寝具)、また栄養不足が続くことで自律神経の負担となります。
精神的・肉体的なストレスが自律神経に影響することはイメージしやすいですが、意外に栄養不足は盲点となっています。
以上のことは自律神経の治療をするうえで大切なことですが、TVやネットの情報やもうすでに知っていることもあったと思います。でも・・・
- 「分かっているけど出来ない」
- 「理解はできるけどそれを変える気力がない」
- 「情報がありすぎて、何が正しいか分からなくなっている」
体に余裕が無いと、頭や感情の余裕もなくなり、今の状況から抜け出せなく感じることもあります。
そう感じていても大丈夫です。以下を読み進めてください。
自律神経を崩さないために日常で気をつけること
私も数年前に自律神経を崩したこともあり、自律神経の施術が得意になりました。私自身も気をつけていることをご紹介いたします。
肉体面のリフレッシュ
健全な精神は、健全な肉体に宿ります。まずは軽い運動や散歩、深呼吸をすることが良いですが、受診される方にはその元気さえない方もおられます。そんな場合はまず整体を受けに来てください。体が楽になると自然と気持ちも楽になります。私自身もロルフィングという整体で心身ともに助けられました。
精神面のリフレッシュ
肉体が楽になってくると、自然と気持ちも動き始め、心に溜まっていた感情が流れていきます。私はこのことを心の断捨離と言っています。気が付かないうちに執着していたこと、意固地になっていたことが整理でき、手放せるようになります。私自身も無理をしていたことを整理し手放せました。
感情が動くことが大切ですので、整体に限らず、ヘッドスパで癒される、キレイな景色を見て気分を変える、ゆっくりボーっとするでも、ご自身が楽に感じることなら良いです。
生活を整える
睡眠と栄養をしっかりとることは非常に大切です。自律神経に影響する脳や神経、神経伝達物質、ホルモンも含めて身体は食べたもので作られていることを考えると絶対に外せません。
症状改善のためには正しい知識もひとつの武器になります。自律神経の治療を受けていただきながらのカウンセリングタイムも好評です。
薬以外にも道具(選択肢)をもつこと
今回の方とも、治療中に心身に関するいろいろなお話をしました。まずは症状や対策を理解することで不安が安心に変わり、自律神経の緊張状態が和らぎます。
患者さんとのお話の中でよくあるのが薬を飲むことへの抵抗感です。
私は必要に応じて薬を上手に使うべきだと思っています。しんどければ上手に頼り、気持ちや体を少しでも楽にしながら進む方が良いと思います。
しかし選択肢が薬しかなければ、どうしても薬に頼らざるを得ない状況になり、それが「薬に依存するのでは?」と不安になるのも分かります。
私の考えでは、「症状を乗り越えるための道具はたくさんあった方がよいので、薬以外の選択肢も持てるといいですね」とお伝えしています。例えば…
- 当院の自律神経整体
- 呼吸法
深い呼吸をすることで自律神経は整う。まずは呼吸をしやすくすることからスタート - 栄養についての知識
自然治癒力をフルに働かせるには栄養は必須 - 病気への正しい認識
症状が出る理由を知ることで怖さが減り自律神経が整う - セルフケア・軽い運動
自分でもコントロールできるようになることが本当に大切なこと
これらを上手に組み合わせ、薬に頼りすぎることなく、1歩ずつ前に進むのがよいと思います。
ご感想
以下がいただきましたご感想です。ありがとうございました。
来院される前、どのような症状でお悩みでしたか?
- バイクで転倒し足をケガして3か月仕事を休んでいました。その後復帰しましたが、あまり足の調子が良くならず、会社に迷惑をかけているんじゃないかとおもうことが多くなり、気持ちが落ち込んでいきました。
- 家でも仕事のことを考え、夜の寝つきも悪くなり、途中で何度も起きてしんどかった。
治療を受けて変化したことはどんなことがありますか?
- 足の調子はだいぶ良くなり、趣味のゴルフまで回復しました。
- 足が良くなったことで、気持ちに余裕ができた。
- 寝つきも良くなり、スッキリ朝を迎えられています。
当院と他の医療機関とはどんな点で違いますか?
- 話しやすく、相談もしやすかった。
- 治療も自分にあった治療方法をしてくれるところが良かったです。
もし今まだ当院の治療を受けていなかったとしたら、今どんな状況だったでしょう?
- 不安な日々が続いていたと思う。そして仕事も辞めていたかもしれません。
現在、当院の治療を受けるか考え中の方にどのようなメッセージを送りますか?
- 振り返れば、体調が悪かったり、気持ちが落ち込んだりしたのは今に始まったわけではなく、何年も前からありました。体調がすぐれない方は、すぐに受診してみてはと思います。
この方が受けられた施術はこちら