頻尿・不眠・肩こり
少し時間はかかりましたが、6時間しっかり睡眠がとれるようになった。(夜間頻尿も0回に。)
《夜間頻尿、不眠、肩こり、過敏性腸症候群》の症状でお困りだった患者さまからご感想をいただきました。
頻尿については先生も経験者で共感して、「必ず良くなる」と励ましてくれました。
初回の時点で「必ず良くなる」と無責任なことは言えませんが、僕も経験者だったので「これはいける」というタイミングがありました。
ひとまず良くなられて良かったな~と思う症例でした。
夜間頻尿の睡眠障害を軽く見てはいけない
頻尿や夜間頻尿でお困りの方は意外に多いようです。
当院でも頻尿や夜間頻尿がメインの症状で来院される方は少ないですが、肩こりや不眠がメインの方でよくよく他の症状を聞いていくと、頻尿でも困っていたということはよくあります。
昼間の頻尿も困りますが、特に夜間頻尿は睡眠を障害されるためQOL(生活の質)に大きく影響します。
睡眠不足になり、体がシャンとせずだるい、気持ちが晴れない、集中できないなどをよく聞きます。
睡眠負債という言葉はご存知ですか?
日々の睡眠不足が借金のように積み重なり、心身に悪影響を及ぼすおそれのある状態である。
少しずつ睡眠不足が積み重なり「債務超過」の状態に陥ると、生活や仕事の質が低下するだけでなく、うつ病、がん、認知症などの疾病に繋がるおそれがあるとされる。
このように、毎晩のように夜間頻尿が続くと、睡眠不足になり体の疲労が抜けず、他の病気まで併発してしまうということです。
このようにカラダの疲労が溜まると、ココロにも負担がかかり不安定になっていきます。夜間頻尿で少し寝られないだけ、と軽く見ずにきちんと改善していくことが心身の健康を保つために大事ですね。
施術と再発予防
当初は右の首~背中の痛みでご来院いただきましたが、よくよく聞くと頻尿や不眠も出ているよう。
始まりは20代の頃。職場でのエアコンの冷えで、体調を壊されたことがきっかけでその頃から頻尿が始まったとのことでした。その後、お薬を飲み続けたものの改善には至らなかったようです。
まず喫緊の課題である首~背中の痛みを改善することも大事ですが、夜間頻尿からの不眠が体の自然治癒力を阻害する大きな要因になるため、対症療法と根本的な療法を織り交ぜながら施術していきました。
対症療法という言葉にはいいイメージをお持ちでない方もおられるかもしれませんが、「まず痛みが楽になる」ことはとても大事です。楽になれば治療への意欲もさらに高まりますし、なにより日々を前向きに過ごすこともできるようなる。特に長い期間、不調が続いている方は長いトンネルに入っているようなもの。一筋の光が見えるだけで表情まで生き生きと変わっていきます。
もちろんゴールは根本的な解決ということを見失ってはいけませんが、スタートは対症療法との組み合わせがよいでしょう。
この方の根本的な療法には自律神経系の調整と、冷えへの治療だと考えました。
自律神経系の問題には当院の電気施術の自律神経モードで対応しながら、 冷えに対しては、お灸とレッグウォーマーを。これらが効果的だったと思います。
長年の体質に染み付いているものは、身体を変えるために少々時間がかかってきますが、小さい階段を一歩ずつ上がっていくような感じで変わっていきました。
あと呼吸法もいいですね。呼吸をきちんとすることで自分で自律神経を整えることができます。
この方の場合、胸骨や肋骨が余裕がなかった(硬くつっぱっていた)ので、その辺りにも呼吸が入っていくように意識してもらいながら呼吸エクササイズをしてもらいました。
少し時間はかかりましたが、今では夜間頻尿もなくなり、睡眠もばっちり6時間寝られるようになったと喜んでくれました。
これから春はいい季節。気温の上下差があるので少し気をつけたい季節ですが、春を楽しんでもらえたらなと思います。
ご感想
以下がいただきましたご感想です。ありがとうございました。
来院される前、どのような症状でお悩みでしたか?
- 首肩のこりがきつくてしんどい。
- 夜、眠りに入ってから必ず3時間後くらいにトイレに行く毎日でした。
- 始めていく場所には緊張のためかトイレの場所などを異常に気にして行きたくもなる。
現在その症状はどう変わりましたか?
- 肩のこり、そのまわりは楽になり、その後肩こりになることがほとんどなくなった。
- 少し時間はかかりましたが、6時間しっかり睡眠がとれるようになった。(夜間頻尿も0回になった)
当院と他の医療機関とはどんな点で違いますか?
- 治療院に行かない日も家でできるセルフケア、呼吸法を教えてもらえたこと。医院で治療しただけでは治らなかったと思うから。
最後に、同じ様な症状でお悩みの方にメッセージをお願いします。
- 頻尿については先生も経験者で共感して、「必ず良くなる」と励ましてくれました。治療に関しても研修に行ったり、新しい施術にとりくむ前向きの意欲を感じました。