「朝起きれない」で学校に行けないのは起立性調節障害かも

向日市のかがやき鍼灸整骨院

病院で治らなくても大丈夫。起立性調節障害の原因と治療法をご紹介

小中学生に多い「朝起きれない」「立ちくらみ」「頭痛」からの不登校

当院では自律神経の治療をメインにおこなっていることもあり、お子さんの不調についてご相談いただくことも多くなりました。

特に小学生高学年~中学生・高校生1年生のお子さんが体調を崩し、不登校ぎみになっているというご相談が圧倒的に多い印象です。

具体的な症状としては

  • 朝が起きられない、起こしても全然起きない
  • 学校を休んでも午後になると調子が良くなる
  • 立ちくらみめまい失神する
  • 気分が悪くなる回数が増えた
  • 顔色が悪い、乗り物酔いする
  • 頭痛腹痛が増えた
  • 動悸や呼吸が浅くなり息切れする
  • 体育や部活のあとに極端にしんどくなる
  • 不機嫌になりイライラしている

の複数個に当てはまることが多いです。

小児科や病院で検査をして「起立性調節障害」と診断されることもありますが、そこまで重度でなければ「自律神経の乱れ」、場合によっては「軽うつ」と診断される場合もあるようです。

起立性調節障害の原因は?

起立性調節障害は、自律神経の機能が低下することで、循環器系の調節がうまくいかなくなることが原因

(ドクターズ・ファイルより引用)

「起立性調節障害」と診断名が付いても、結局は「自律神経の乱れ」が原因で起きているということです。

なるほど。うちの子はそれが原因で不調になっていたのか、とホッとしたのも束の間で、次にぶつかるのが、どうしたらよくなるのか?ではないでしょうか?

病院では非薬物療法(日常生活上の工夫)を指導されます。具体的には…

  • 坐位や臥位から起立するときには、頭位を下げてゆっくり起立する。
  • 静止状態の起立保持は、1-2分以上続けない。短時間での起立でも足をクロスする。
  • 水分摂取は1日1.5-2リットル、塩分を多めにとる。
  • 毎日30分程度の歩行を行い、筋力低下を防ぐ。
  • 眠くなくても就床が遅くならないようにする。

などです。

上記で良くならない場合に薬物療法を試されるようですが、それでも改善しないことが多いようで、その後に当院にご来院いただいく方が多い印象です。

わが子の体調がどんどん悪くなり、学校にも行けなくなってきて、病院で良くならず…となると本人もしんどいですが、親御さんの心配・不安も相当なものと想像できます。

起立性調節障害・自律神経の乱れの治療法

実は私自身も数年前に自律神経を崩し、うつ病になった時期がありました。大変苦しい時期でしたが、自分自身を治したい一心で、自分の体を実験台にあらゆる自律神経の治療や勉強をして、無事に回復に至りました。

その時の経験が生きて、元々好きだった自律神経の治療がさらに得意になり、現在では自律神経の治療を専門的におこなうようになりました。

実は私が病気になる前から「起立性調節障害」の子どもさんを診ていたのですが、当時は上手く回復しないこともありました。

それは自律神経にのみ焦点を当てて治療をしていたから。

※先述のドクターズ・ファイルでも「自律神経の機能が低下することで…」とありましたが、自律神経を整えることは重要ですが、それで回復する子は軽度の状態であり、実際はそれだけで良くなる子は少ないと思うようになりました。

実際は「自律神経の治療」「食事(栄養)を整えること」この2つを治療し始めて、安定的に効果が上がるようになりました。(私自身の病気を治していく過程でも、自律神経の治療と食事は大いに意識したポイントでした。)

起立性調節障害に栄養が必要な理由

なぜ食事・栄養なの?と聞こえてきそうですね。説明しますね。

答えは単純で私たちの身体は食べたものでできているから

そんなこと分かり切っていることですが、当たり前すぎて盲点にもなっています。

私たちの身体(筋肉・血液・内臓・神経・骨・皮膚・髪etc…)は食べたもので作られています。日本は飽食の国ですから、食べていない人はほぼいませんが、食べている=栄養が足りている訳ではありません。

自分では食べているつもりでも、足りていないことは往々にしてあるのです。それが1日だけならOKですが、数ヶ月、数年も続いていくと身体を崩します。

健全な肉体に健全な精神は宿る、という有名な言葉があります。

読んで字のごとく、健康的な肉体(身体)があって初めて健康的な精神(心)になる、ということです。肉体が先で精神はその次だということです。

さらに小学生高学年~中高生は第二次性徴期にあり、身体も心も大きく変化する時期で、急に背や体つきも大きくなります。つまり私たち大人よりもさらに栄養を必要としているということです。

ここで分かりやすく、車を例をあげますね。

栄養は、車でいうガソリンやエンジンオイルでしょう。

私たち整体師や医師は、整備工場の整備士さんです。

立派なエンジン(身体)があっても、ガソリン(たんぱく質・脂質・炭水化物)やエンジンオイル(微量栄養素=ビタミン・ミネラルなど)が足りなければ車は動きませんね。

もし足りていたとしても整備ができていないとやっぱり動きませんね。

その整備を私がしています。(整備=自律神経の治療+栄養の知識)

患者さんが良くなるために必要な治療をおこない、知識をお伝えしご自宅で実践していただく。

この当たり前のことをすっ飛ばして、うまくいくはずがありません。

受診された100%の方が完全に回復するわけではありませんが、上記に気づき、丁寧に栄養の重要性を説明するようになり、自律神経の治療もブラッシュアップするうちに多くのお子さんが不調から解放され、元の元気な状態に戻られるようになりました。

今、ブログをご覧いただいている方で、病院や小児科に行ったけども良くならず困っているという方は、お気軽にご相談いただければと思います。

お役に立てるよう最大限努力いたします。

本日もブログをご覧いただき、ありがとうございました。

京都市・向日市で起立性調節障害を治すなら

お子さんが起朝起きれない、不登校ぎみという方は↓の治療を詳しくご覧ください。

初めての方へのメッセージ

この記事を書いた人

吉村 徳介

鍼灸師・柔道整復師の国家資格をもつ整体師。2児の父。
自分自身が悩まされた経験から《自律神経失調症・めまい・うつ・パニック症》の治療が得意。「自分でも治せればもっとハッピー!」をテーマに患者さんにセルフケアの指導にも力を入れている。